JTBは7日、今年のゴールデンウイーク(GW、4月25日~5月5日)の国内宿泊旅行の見通しを発表した。各種経済指標、交通機関動向、宿泊施設予約状況などから算出。旅行者数は2021年比で68.4%増だが、19年比では33.4%減となる1600万人と推計する。旅行平均費用は21年比6.8%増、19年比3.9%減の3万4500円を見込む。
今年のGWは、4月29日~5月1日と5月3~5日が3連休。5月2日と6日を休みにすると4月29日からの10連休も可能で、長期旅行もしやすい日並び。
アンケート調査でGW期間中に旅行に行くかどうかを聞くと、「行く」と回答した人は17.2%で、前年から6.9ポイント増加した。性年代別でみると、60歳以上は男性7.9%、女性5.5%だったのに対して、29歳以下は男性22.1%、女性16.1%と、男女とも若い年代ほど旅行意向が高くなる傾向がみられる。
旅行に行かない理由として最も多かったのは、「新型コロナウイルス感染症がまだ収束していないから・拡大の懸念があるから」(39.4%)だった。しかし、回答率は前年から24.5ポイント減と大きく減少した。次いで「ゴールデンウイークは混雑するから」(31.9%)、「ゴールデンウイークは旅行費用が高いから」(21.4%)、「家でのんびりしたいので」(21.0%)となっており、「前年に比べ感染症以外の理由が増えている」とJTB。
会員向け記事です。